眼の説明

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眼の基本構造

角膜は、透明な0.5mmの膜です。カメラで言うと1枚目のレンズに相当する部分で、濁るとカメラの写りが悪くなります。

網膜はカメラでいうとフィルムに相当します。一般的なカメラのフィルムと網膜の一番の違いは、カメラが全体を均一に写すのと違い、網膜はその中心しかはっきり写らないということです。カメラで集合写真を撮ると、全員の顔にピントが合いますが、ヒトの眼は「見ようとする顔」しかはっきり見えません。見ている人の顔ははっきり見えますが、その隣の人の顔はそちらに視線を移さないとはっきり見えないわけです。その「見ようとしているところ」を写す、フィルムの中心部が黄斑です。その周りの網膜は、周辺の視界を写すフィルムの役割をしています。

水晶体は眼の中にあります。図のように虹彩の奥にあり、その周囲を360°チン小帯という糸で固定されています。役割は光の屈折で、カメラでいえば内蔵型のレンズです。これが薄くなったり厚くなったりすることでピントを合わせているので、老眼になるまではヒトの眼はオートフォーカスのカメラ、ということになります。

網膜強膜の間に脈絡膜(ぶどう膜ともいう)があります。脈絡膜は非常に血流の多い場所で、網膜の外側に栄養を与える。もしくは光を受け取るフィルムとしての網膜に対して放熱をするラジエーターのような役割を担っていると考えられています。

眼圧について

目玉は簡単には水風船ですので、水がたくさん入っていれば固いし少しなら柔らかいです。
その固さのことを眼圧と言います。

mmHgという単位で表しますが、10から20が正常値です。

日本人の平均値が15です。

ゴム風船のゴムが厚いと風船が固いのと同じで、角膜が厚ければ測定値は本来の値より高く出がちになります。